カレンダー
カテゴリ
以前の記事
QR Code Syndicate this site skin mod. by ヒビキ powered by |
2004年 10月 19日
平日の演奏会には弱いんです。
あまり社会人のマンドリンオケで平日にやるところはないと思いますが、学生さんも最近平日にやるとこが多いですよね。うちの後輩もご多分に漏れず、私が引退後は何度か金曜日の定演がありました。ちょうど開催予定時期にホールが取れない、という理由ですが、どうなんでしょうねぇ。昔に比べると団体も増えたということ? ま、それはさておき。 プロの方のリサイタルも、結構平日って多いですよね。この9月も独奏・二重奏のリサイタルが4回ほどあり、事前の予定では4つとも行こうと思っていたんですが、前回書いたDUO SANKSとこのトリオ以外は仕事が長引いていけませんでした。(高橋和彦さんのリサイタルは、打ち上げだけ参加してしまいましたが…イタタ) 僕も前から石村先生や稲垣稔さんのリサイタルのチケットを事前購入しておきながら残業中に握りつぶすということが何度かありました。まぁ、しょうがないんですけどね。 今回もちょっと怪しいかな、と思っていましたが無事いけました。いや無事じゃないな、ちょっと遅れてですが。 そういえば今回のリサイタル、もちろんかなり前から情報は仕入れていましたし聴きにも行く予定でしたが、リサイタルに一ヶ月切ったぐらいかな?大西さんご本人から案内状がDMで届きました。どうやらJMUの会員名簿を元に関東支部の会員に送ったらしいです。 しかも、当日清算の前売りチケット入り。初めチケットが入ってるのを見たときは「うおっ、ご招待!?」と思ってしまいました。んなわきゃないですよねさすがに。 でもこのやり方はいいかもしれないですね。今回のトリオはお三方とも関西出身/在住の方々(小河さんは今はドイツですが)で、いわば「アウェイ」での初リサイタルということもあり集客には不安があったかもしれないのですが、お客さんも手持ちに当日清算のチケットがあれば「行こうかな」という気持ちができますよね。 しかも本人から送付ですよ。当日のお客さんのどれぐらいがそのチケットを元に来場したのかはわかりませんが、結構効果はあったんではないでしょうか? ちなみに、トリオのメンバーはマンドリン二本が第17回のソロコン優勝者の大西功造さん、現在ドイツ・ヴッパタール音楽院に留学中の で、当日は前述の通り、早めに切り上げる予定の仕事がちょっと長引いて、近江楽堂に着いたときは既に二曲目の「モザイクタウン」の途中でした。ぐわっ、残念。これ聴きたかったんですが。 二重扉の中で待ってればよいということで、耳をくっつけて扉の外から 曲が終わり、拍手が聞こえてきたので僕も入場しました。おっ、お客さんもなかなかの入りです。平日でこれだけ入っていれば全然よいのではないでしょうか? DUO SANKSのときにも書いたように、正面後ろの方の席を確保。今回は皆さん前のほうに詰めて座っていて、後ろの方は結構空いていました。 ここで平田さんが一人、ベースを持って入場。三曲目はコントラバスの独奏のようです。 「バッハへのオマージュ」というタイトルですが、バッハの名前のスペル、B-A-C-H、つまりシ♭-ラ-ド-シの音形が何度も出てくるとのことです。ほほぅ。おもしろいですね。 コントラバスの独奏というのは初めて聴くかなぁ?学生のときはベースパートが毎年先輩と二重奏で弾くことになっていた「12番」ってのがありましたね。(みんな12番って呼んでいたので誰の、何の12番なのかは知りません)あと、B団でやったベース四重奏とか。後輩が一時期オルケストラ・ド・コントラバスにはまってたこともあったなぁ。 あ、話がそれましたが独奏は多分初めてです。曲の方はB-A-C-Hがどういう形で出てくるのかを聴いていましたが、結構いろんな形になっていて中盤ぐらいからよくわからなくなりました。しかしこのスペースでコントラバス弾くとよく響きますね。そんなに大きく出してそうになくても、包み込むように聴こえてきます。 そして次は大西さんが一人で出てきて、マンドリンの無伴奏独奏曲です。 大西さんの演奏、ソロコンの本選の録音やご自身でも出しているCDでしか聞いたことがなく、生で聞くのは初めてなので楽しみにしていました。性格もそういう感じなのかわかりませんが、とても真面目な演奏をするなぁと言う印象を受けました。喋りも、饒舌な平田さんと違いなんか朴訥な感じですが、それも含めて演奏面でも個性になっているみたいですね。 ただ、真面目すぎるというか、もう少し色気というか華やかさというか、そういうものがあるといいかなと思いました。 そして休憩を挟んで二部。 まずは小河さんと平田さん二人が出てきました。元はマンドリンと通奏低音のための曲らしいですが、通奏低音をコントラバスで演奏する譜面が見つかった、って言っていたのかな?マンドリンとコントラバスの二重奏(?)でした。 小河さんの楽器、すさまじい響です。元はポコポコいってた気もしましたが。(後から聞くと、借り物だったらしいですが)ちょっと気がはやっていたのでしょうか、間の取り方とかがあせっていた気も。 しかし、このスペースでマンドリンとコントラバス1:1というのはちと厳しいですね。独奏のときはよく響いてるなぐらいでしたが、ちょっと「通奏低音」として使うとでかすぎたかもしれません。 そこがちょっと惜しかったかなー。バランス。(でも近江楽堂って、そういうの見るのも難しそうですよね) そして最後は大西さんも加わってのトリオです。 これも若干ベースが大きかった気が。大西さんの音にはカラーチェよりもバッハのほうが似合っていた気もします。えっと、オリジナルの編成はフルート×ヴァイオリン×コントラバス、だったっけな?(違ったかも)フルートパートを大西さんが、ヴァイオリンパートを小河さんが弾いていた、と思います。 バッハの曲なんてほんと一般的に有名な曲しか知らないのですが、こういうちっちゃい編成の曲も楽しそうですね。難しそうですが…。 あ、そうそう、僕の演奏スタイルですが、右足に楽器を乗せるのではなくどちらかといえば左足(その実真ん中)、というのは一番最初は大西さんのHPのコラム(?)を見てからです。右腕にも左腕にも無理のない、というのを読んで「ほぉ~っ!」と思った記憶があります。それまではそんなこと考え付きもしなかったからなぁ。 本場(!?)もんが見れて満足。(なんだそりゃ) えと、アンコールはなんだったか忘れました(^^;すみません。 最後に大西さんが挨拶されていたのですが結構興奮気味だったように見えました。 今回は、編成も珍しいですが関東でなかなか聴く機会の少ない方々の音も聴けてよかったですね。小河さんはまだまだ若いですし、大変なこともたくさんあるでしょうけどがんばってほしいです。大西さんもまた関東での演奏機会を増やしていただければ…。(できれば週末で…^^;) で、終演後はまたしても打ち上げにお邪魔してしまいました。 毎度言っていますが、自分もがんばらなきゃです。 (結局結論はそれか…) +-Concert Information---------------------------------------------+
大西功造・小河眞与・平田昭浩 2つのマンドリンとコントラバスによる トリオの調べ 2004/09/17(Fri) 於:東京オペラシティ 近江楽堂 一部: ・2つのマンドリンと通奏低音の為の トリオ ヘ長調/P.Cauciello ・モザイクタウン/小林由直 ・無伴奏コントラバスの為の バッハへのオマージュ/J-F.Zbinden ・前奏曲第10番/R.Calace 二部: ・マンドリンと通奏低音の為の ソナタop.1より第3番/G.Leone ・音楽の捧げ物BWV1079より トリオソナタ ハ短調/J.S.Bach Encore: ・なんだったっけ… +---------------------------------------------Concert Information-+ Last:
by hibi_k
| 2004-10-19 01:32
| 演奏会報告
|
ファン申請 |
||