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2004年 11月 05日

そろこん 二次予選・本選 II (11/3)
前回のあらすじ

二次予選終了。


はい、ということで本選出場者も決まり、演奏順のくじ引きを行い、その準備のためにまた20分ほど休憩時間。なんかこういう細々した休憩時間多かったですね。まぁしょうがないんでしょうけど。

改めて、本選出場者は以下の6名。

・石橋 敬三(関西)
・佐々木和也(中部)
・山田 大悟(関西)
・友成 貴司(中部)
・竹間 久枝(関西)
・望月  豪(関東)
(敬称略、本選演奏順)

本選は課題曲A・Bのうちどちら(奏者が事前に選択)と自由曲で、20分以上30分以内という時間制限があります。二次予選のときは課題曲を両方聴きながら、本選ではどちらを弾くように指定しているのかを見ていると面白かったです。Aの方がいい演奏をしていると思ったのに本人はBを指定していたり、なるほどそっちを選んだかと思ったり。



そして本選開始。

あ、前回のもそうですが、とりあえず僕が予選落ちしていることや自分のレベルは棚に上げて書いておりますのであしからず。

トップバッターは石橋君です。曲は以下。
・奇想曲第24番イ短調/N.Paganini
・ジョインビレ~未来への想起~/C.Grafschmidt
・課題曲A(Cantabile)
・ヴァイオリン協奏曲第1番-カデンツァとブルレスカ/D.Shostakovich
まず、曲目見ただけでも「うへぇ(´A`;)」ですよね。どの曲もとても難易度が高いように見えました。出来がどうなのかなんてことはもはや僕には判断できないです。とにかくテクニックはすごいと思いました。もう少し雰囲気が作れたらよいのかもしれませんが、彼はまだ大学の4回生ですよ!?12月にはクラブの演奏会も控えている身で、すごいなぁ…。経験3年半でも才能と努力でここまでできるものなのか…。
しかし逆に言うと、経験はまだ3年半しかなく、その点ではまだ場数が少ないのかなぁという気も。もちろん前回のコンクールや、井上さん主催の京都でのコンサートなど、着実に経験を重ねてはいるのでしょうけど。つまりこれからの成長の伸びしろがまだまだあるんだろうなということです。今後も楽しみですね。

続いて、佐々木さん。曲目は以下。
・課題曲A(Cantabile)
・バラードとポロネーズ/H.Vieuxtemps
佐々木さん、前からお名前はいろんなところで拝見していました。ソロコンも何度か出場されているようで、96年の第15回では4位に入賞されているようですね。
佐々木さんの演奏は、曲想の付け方も演奏法もこなれた感じでした。ただ気になったのはなんだかとてもピックノイズがうるさいように聴こえました。二次予選もそうでしたけど。
そうそう、二次予選では全員の演奏を聴きましたが、課題曲AのCantabileを聴く限りでは、トレモロのきれいな人って半分もいなかったように感じます。音がつながらずに、いわゆる「テケテケ」に聴こえてしまいます。特に中部から参加されてる方は、左手は器用に動くのに右手が残念だなぁという人が多かったような。

三番手は山田君。曲は以下。
・課題曲B(6つの前奏曲より第5番・第6番)
・月と山姥/桑原康雄
・アリアと変奏第1番/C.Munier
おおお、月と山姥。確か僕も譜面買ってたぞ。ちょろっとさらって「…わかんね」ってやめちゃった記憶がありますが…。どこ行ったのかな…。他にも桑原先生の作品はいくらか購入したんですけどねぇ。全然やってないや。ってそんなことはどうでもいいですね。
山田君も石橋君と同じく京大の学生さん。本業はドラなんですけどね。それでコンクール出ようと思うだけで僕はすごいなぁと思ってしまうのですが…。ウチの後輩、ましてやドラパートの人なんて絶対そう思いもしないだろうし。で、演奏の方は、課題曲より自由曲の方がよいなぁと感じました。でも、ちょっとダレちゃった感があります。集中力が続かなかったか?(まぁ、聴いているほうもいいかげん疲れてきてるんで単に僕の耳がダレてただけかも…orz)
本選出場者6人中、課題曲Bを選んだのは山田君と竹間さんの二人だけでしたが、二次予選でも第6番をすごく適当に弾く人が多い中、山田君の演奏はよかったと思います。テンポはゆっくり目ですがちゃんと弾いていて。

そして休憩時間を挟んで後半3人。

4番目、友成さん。曲目は以下。
・華麗なるポロネーズ第2番/H.Wieniawski
・課題曲A(Cantabile)
・マンドリン協奏曲第2番第1楽章/R.Calace
この方ももっとトレモロやピッキングの音がきれいに鳴ればいいのにな、という感じでした。調弦を見ていてもそうなんですが、ちょっと発音が雑かな?というイメージ。アクションは派手ですね。見た目も加えて僕の友人の某K君に似ている気がしたんですがいかに。
後半の3人はみんな自由曲にカラーチェの曲を選んでいました。過去の記録を見ても、カラーチェの曲は人気があるというか多く演奏されていますね(って僕の一次予選の自由曲もカラーチェでしたが)。友成さんは2-1。1-1、2-1、2-3は比較的よく演奏されている気がします。(つか僕もやりたいことはやりたい)
演奏は、ちょっとあわててる感じ。向きのせいもあるかもしれませんが(今回は皆さんそれぞれ好みの向きに椅子をずらして演奏していました)、弾いているのはわかるけど音が届いてこないという感じでした。2-1の最後の方はよかった気もしますが。

そして5番手、竹間さん。曲は以下。
・課題曲B(6つの前奏曲より第5番・第6番)
・ヴァイオリン協奏曲第5番第3楽章/W.A.Mozart
・マンドリン協奏曲第1番第1楽章/R.Calace
竹間さんの演奏のすばらしいところは、音の出方が尋常じゃなくかっちりしてるというところ(だと思います)。二次予選のところにも書きましたが、パキパキ弾いているという表現がイメージに近いかなぁ。そしてほとんどノーミス。課題曲も前に書いたように山田君と同じく前奏曲だったのですが、6番も充分なテンポで、しかし確実に弾いています。楽器との相性もいいのかなぁ、とにかく滑舌がいいというか発音がはっきりしているというか。ただ、はっきりしすぎるきらいもあるかなぁと思います。もっと音色や音量に差があってもいいのでは?と。贅沢なことかもしれませんが、すべてが聴こえすぎる、そんな感じがしました。
まぁしかしすごいですよ。半分呆れたように「よう弾くわ」と思うぐらい。(いい意味で、ですよ!!^^;)

そしてしんがり、望月君。曲は以下。
・マンドリン協奏曲第1番第1楽章/R.Calace
・課題曲A(Cantabile)
・組曲「版画」よりエル・ドゥエンデ/J.C.Munos
・序奏とロンド・カプリチオーソ/C.Saint=Saens
一次予選のときと同じですね。しかし面白いことに、先ほどの竹間さんの最後の曲がカラーチェの1-1、そして続く望月君の一曲目が同じく1-1!!一人で「これは面白いなぁ」と思いましたが、皆さんはどうでした?先ほども書いたようにカラーチェの1-1って結構演奏されているので、重なる可能性があるのは本人達もわかってはいたでしょうがまさか連続して演奏することになるとは。いや、そんなことも関係ないのかな、ここまで来ると。自分の演奏をやるだけですかね。
その1-1、面白かったです。二人とも大変よい演奏なんですが、タイプが違ってて。これも二次予選のところに書きましたが、望月君はより「聴かせる」演奏のような感じがします。他の、Cantabileやじょそろんもそうでしたが、雰囲気作りがうまいというか。
ただ、ちょっと過負荷だったのか、じょそろんでも数箇所目立つミスがありました。演奏中にも左手を気にしているように見えましたが、握力の問題もあったのかもしれません。
でも、一番聴いてて楽しい演奏だったような気がします。

以上でコンクールの演奏はすべて終了。審査員が審議している間、また休憩時間…ですが、ちょっとした休憩の後今度は前回のコンクールで1位に輝いた桝川千明さんの招待演奏です。曲目は以下。
・チャップリン フィルムミュージックより/C.Chaplin
・クロス・セクションI、II/吉田剛士
・幻想的円舞曲/E.Marucelli
チャップリンがマンドリンの音楽を作曲していたというのは知っていましたし学生時代にチャップリン作曲のマンドリンセレナーデの譜面を引っ張り出して弾いたこともあるのですが、恥ずかしながらチャップリンの映画を見たことがなくてですね、すなわち映画音楽も聴いたことなくてですね、メドレーといってもどれが何だったのかよくわかりませんでしたが、朝から8時間ぐらい座りっぱなしで同じ曲を何度も聴いていたのでとても癒された感じでした(^^;(それが狙いだったのかな…!?)
クロス・セクションは3月のリサイタルのときにIが初演で演奏されましたが、それにプラス7月に作曲されたIIも演奏されました。Iのほうはリサイタルのときに比べて大分こなれた感じですね。桝川さんの演奏で聞くと、関東予選でやった僕のクロスセクションがすごく恥ずかしいです。吉田さん、ゴメンナサイ…。そしてIIですが、なかなか面白そうです。Iはなんだかクールなイメージなんですけど、IIのほうはリズムも色々入り組んでて楽しげです。これも譜面見てみたいですねぇ。いつになったら出版されるんでしょう…。
そして最後に幻想的円舞曲。最後に正統派(?)な曲で締めていただきました。
今日の本選に出場した人もすばらしい演奏でしたが、(もともとの経験年数も違いますが)さすがに前回一位をとってからの演奏機会やプロとしての諸々の活動もありでしょうか、とても余裕のある演奏だったと思います。すごい。(まぁ、比べてもしょうがないんですけど)

そしてその後、また休憩時間があり、ステージ上では表彰式の準備がされています。ここで僕なりの予想を。
やはり、二次予選を聞いたときと同じく望月君・石橋君・竹間さんの3名が抜けていました。上位3名はそこで決まりでしょう。それぞれにそれぞれのよいところがあり、どこを優先させるかというような感じかなぁとも思いました。イメージ的には、たとえば同じオケに所属していたとして、望月君はソリストって感じ。石橋君はコンマスって感じ。竹間さんはトップサイドや後ろの方にいてくれるとすごく強力で頼りになるような感じ。そんなイメージを持ちました。ニュアンス、わかるでしょうか…?
僕の中では1位:望月、2位:石橋、3位:竹間でした。単に聴いてて楽しかったかどうかです。聴かせる人を楽しませる、引き込むような演奏っていうのは僕も目指す音楽であり、そういう観点からすると上記の順番であるように思えました。それぞれをあらわすなら、石橋君は選曲ならびにそれに挑戦しあそこまで弾けたことがすごい。竹間さんは、あれだけミスもなく正確に、確実に弾けたのがすごい。望月君は、すごいというよりも、いい演奏だった。そんな感じ。(感じばっかりですみません)
しかし関東予選のときもそうですが、「コンクール」という立場からするとどうなんだろう的なところもあり、発表を楽しみに待っていました。

そして発表。ステージ上には上手側に8脚、下手側に3脚椅子が出され、後ろの長机には賞状やら記念の盾やらが置かれています。そして審査委員と日本マンドリン連盟会長の清正さんと関東支部長の斉藤さんが席に着きました。
斎藤さんが中央のマイクのところに出てきて、入賞者の発表。関東予選のときと同じく、すばらしい笑顔ですね。


「発表します。


 …第3位、



 …望月 豪 さん」

おおおっ。望月君3位でしたか…。うーん、やはりいくらかミスがあったところが響いたのか?

「続きまして第2位、



 …石橋 敬三 さん」

ぅおおおおっ。石橋君再度2位か…。難易度は高かったものの、落ちたりしたのも影響したのかなぁ。立派な順位だけど、悔しいだろうなぁ…。


…。と、いう事は…


「そして第一位。



 …竹間 久枝 さん」

やはり、竹間さんでしたか。そうか、そっちを取りましたか。やはりコンクールということなのか?まぁでもあの演奏はかなりすごかったしね。


ということで、以下の順位となりました。(ちなみに次点はなし)

1位:竹間 久枝(関西)
2位:石橋 敬三(関西)
3位:望月  豪(関東)

得点はコチラ(176KB)


何はともあれ、皆さんおめでとうございます。それぞれに思うところはあると思いますが、皆さん立派な演奏で立派な結果だと思います。毎度毎度言っていますが、ぼくもがんばらんといかんですね。



ということでソロコンは終わりなんですが、まだつづきます。
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Last: by hibi_k | 2004-11-05 21:32 | 演奏会報告
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